タッチタイピングを上達したいけど、どうすれば良いかわからない!なかなか上手くいかない、という初心者の方に私が実践して効果があった方法をお伝えします。私が実践した方法を実行すれば、ある程度実用的なところまではいけると思います。
最初の2,3ヶ月は嫌になることもあると思われますが、続けていれば段々慣れてくるので大丈夫です。当の私も本当にできる様になるんだろうか?と不安になっていましたが、徐々に慣れていきました。頭を使う勉強と違って、上達する実感がわりと早く湧いてくるので楽しくなってきますよ。
ホームポジションを覚える
まずはホームポジションを覚えましょう。タッチタイピングの基本となります。
左手の人差し指がFキー、右手の人差し指がJキーの位置です。ここから各指の担当キーが決まってきます。
ホームポジションの位置についてはこちらを参考にさせていただきました。
https://happylilac.net/touchtyping.pdf
覚えると言っても頭で記憶するという意味ではないので注意です。
人間は手を動かすことで脳に動作が記憶されますが、それを利用します。
毎日続けていれば、頭で考えなくても手が動いてくれるようになります。逆に頭の方がついてこなくなるイメージです。
キーボードを見ない
「そんなこと言ったって、それができないんですよ!」と言われそうですが、初心者にとってまず立ちはだかる壁なのですが、これはどうしても重要です。
タイピング練習サイトには、画面上にキーの位置を示す絵が表示されています。キーボード自体を見ないというだけでも、十分に効果があります。
e-typingから抜粋
慣れないうちはタイピング練習サイトで、画面上のキーの位置を見ながら、キーの位置を指に覚えさせましょう。初めは速さにこだわらなくて大丈夫です。
私も経験があるのですが、キーを目で見ているうちは一生タッチタイピングはできるようになりません。タッチタイピングを習得すると、目線が画面とキーボードを行き来する生活とはおさらばし、とても楽になる生活が待っています。
おそらく、キーボードを見ずにタイピングしているうちに、いつの間にか見なくても勝手に指が動いてくれるようになっているでしょう。
まずはとにかく毎日少しずつでも練習する
まずはとにかく練習しましょう。継続に勝る手段はありません。
初心者であれば最初はどうしても指が言うことを聞いてくれません。
まずは体がタイピングに慣れることが重要です。
何事もそうなのですが、早く上達したいあまりあれこれ考えてしまうのですが、焦りは禁物です。まずは何も考えず1ヶ月は継続したいところです。
ある程度慣れてきたら、頭ではキーの位置は意識せずに(ボーっとしながら)、手の記憶でタイプした方が私は調子が良いように感じます。
ホームポジションから手を動かさない
万が一ホームポジションから手が動いてしまっても、必ず元の位置に戻すようにしましょう。
なぜこれが重要かというと、指はキーの位置で記憶しているため、1つキーがずれるとズレたままタイピングしてしまいます(Kキーを打とうとしているのにLキーになる、とかです)。
せっかく指が覚えてくれているのに、台無しになってしまいます。
手首の位置を動かさない
次に必要なのが、手首の位置を動かさないことです。
ホームポジションから動かさない上で、手首を置いている位置を固定することが重要になってきます。
手首の位置が動かないことで、全体的に指の位置が動かずに済みます。
手首を浮かせたままタイプする方もいらっしゃるかもしれませんが、私は手首の位置を固定した方がホームポジションから動かずに済みました。
普段の作業とは別に練習時間を設ける
これは割と重要だと思いました。
私も「何かの作業でタイピングするのとついでに練習にすれば一石二鳥じゃん」、と思っていたのですが、仕事等の作業だと慣れないうちはタイピングするのに時間がかかってしまい、大変ストレスになります。
普段はキーボードを見ていてはなかなかタッチタイピングは習得できないのですが、初めは練習サイトでキーボードを見ずにタイピングして慣れましょう。
練習サイトである程度できるようになった頃には、普段もキーボードを見ずにタイプできるようになっています。信じて継続しましょう。
タイピング練習サイトを使う(e-typingがおすすめとその理由)
私は「e-typing」というサイトを使って練習しています。
https://www.e-typing.ne.jp/
このサイトの良いところは下記になります。
- 制限時間がない
- 問題文の長さが丁度良い
- タイピングにかかった時間や得点も表示してくれる
- 間違ったところだけ成功するまでやり直せる
制限時間がない
ここの何が良いかというと、各問題に制限時間がないことです。
初心者のうちはそんなに早くタイピングできないので、ちょっとしか打ってないのに時間が終了していまい、全然練習になりません。
初めはe-typingで練習し、ある程度できるようになったら、他にも自分の好みに合ったものを探しても良いかもしれません。
問題文の長さが丁度良い
やってて思ったのですが、慣れないうちは問題文が長すぎると苦痛です。
初めは5文字くらいの単語から始めて、徐々に文字数を増やしていくのが良いでしょう。
タイピングにかかった時間や得点も表示してくれる
モチベーションを保つのに重要なのは、自分の上達を感じることです。
「e-typing」ではタイピングにかかった時間や得点を表示してくれるので、時間が早くなったり得点アップすると上達していることを感じれて楽しくなり、さらに継続することができます。
間違ったところだけ成功するまでやり直せる
おそらく苦手なキーやキーからキーへの移動の時にミスすることが多いかと思いますが、そこだけ残って成功するまでやり直すことができます。ここは所詮反復なので、人間何度でも同じことをやっていると段々できるようになってきます。最初はできなかった文章もできるようになり尚且つ得点が上がってくると嬉しくなりモチベーションにも繋がります。
打鍵感が軽いキーボードを使う
私は普段ノートPCを使うのですが、ノートPCのキーは固くて重く、とても疲れます。
正直長時間タイピングをするのには向いていないと思います。
お金もかかるので最初はためらったのですが、思い切ってちょっと良いキーボードを買ってみました。
すると、打鍵感が軽く全くと言って良いほど疲れないことに感動しました。
正直なところ、ノートPCのキーボードで続けていても、タイピングの得点は上がらなかったと思います。タイプしたキーの反応速度とかもありますしね。
打鍵感が軽いキーボードとしては、「メカニカル方式」や「静電容量無接点方式」がおすすめです。
安くても一万円とかはするので、最初は中古でも良いかもしれません。
挫折した方、もっと良いものに買い換えた方も多そうなので、結構市場には出てると思います。
UVレジン液で覚えにくいキーにしるしを付ける
私はどうしても-(ハイフン)キーの位置が覚えられずタイプミスが多かったので、わかりやすいようにしるしを付けました。FキーとかJキーとかに付いてるアレです。
調べてみると、UVレジン液というのを使ってキーにしるしを付けれることがわかりました。
100均で売ってるのでコストもかかりません。UVレジン液とブラックライト両方とも100均で手に入ります。100均のクラフトコーナーにありました。
UVレジン液については、こちらが参考になりました。
https://grapee.jp/1048166
こちらがUVレジン液を付けた状態です。カチカチに固まるので、触った感覚もバッチリです。
ちなみにこの-(ハイフン)キーですが、とても微妙な位置にあります。小指でタイプしようとすると、私のように手が小さい人間はホームポジションを崩さなくては到達することができません。
やむなく私は、手首の位置を変えずに手のひらを開いて伸ばす感じで薬指でタイプしています。
人によって違うと思うので、時には担当する指を変える等して自分のやりやすいように工夫しましょう。
慣れない小指・薬指を鍛える
私は特に動きにくい小指と薬指を強化するために、風呂に浸かっている時に水の抵抗がある中で小指や薬指を動かして、指の力が入るように練習しました。初めは指を攣りそうになりましたが、そのうち慣れてきました。ただ個人差があると思うので、無理はしないようにしましょう。完全に止めてしまうと上達しないまま終わってしまうので、休みを入れながらでも頑張って継続しましょう。
昔ドラゴンボールであった、普段からスーパーサイヤ人になって慣らしておく方式です。とても理にかなっていると思います笑。
考えながら書くよりも、既に書かれていることを書く方が簡単
書くことを考えながら書くのって、結構難しいです。慣れないタイピングをしながらだと尚更です。
練習サイトだと早く打てるのに、普段メール等で文章を書く時は全然スピードが出ないことに気づきました。やはり脳と手の連動であり、頭で考えていると、手に伝わるスピードが落ちてしまうためだと思われます。
初めは練習サイト等で決まった文章を早く書けることを目指しましょう。
ローマ字を読みながらタイプする
かな入力を使っておられる方は別かもしれませんが、ローマ字入力を使っていれば基本はローマ字を意識してタイプすることになります。なので、ローマ字で読んだ方が認識が速くなるという理屈です。
練習サイトではローマ字部分を読んでタイプし、指の感覚やスピード等に慣れていくと良いと思います。
手首や肩の負担を軽減させるアイテムを使う
特に手の小さい方におすすめなのがパームレストです。
普通にキーボードの前に手を置いた状態だと、キーボードの方が高くなってしまい、手が小さいとキーボードの奥の方まで手が届きません。これだと奥の方のキーを打つたびにホームポジションが崩れてしまいます。私も使うまでは半信半疑だったのですが、今ではもう手放せなくなっています。
それに手首をパームレスト上に預けれるので、手首の疲労軽減や位置の固定にも役立ちます。
好みはあるかもしれませんが、木製のものが良いように思います。適度な硬さと、手触りが良いところがおすすめです。
私は下記のサイトを参考にしました。漆塗りのやつとかも興味ありますね。
https://www.diatec.co.jp/products/wristrest/
パームレストも中古市場に割と出回っている印象です。
気にならない方は使ってみても良いかもしれません。
疲れにくい椅子を使う
パームレストの次は、椅子に興味を持ちました。
手首の疲労はパームレストで改善しましたが、肘掛けのある椅子を使うと肘や肩にも優しいとのこと。
使用してみた結果、確かに肘を肘掛けに預けると楽でした!!
長時間タイピングする方は導入すると良いですね。
慣れてきたら分離キーボードもおすすめ
ある程度慣れてきたら、分離キーボードも選択肢にあると思います。
分離キーボードの良さは、左右の手が離れているので両方の手が別のものの様な感覚になり、より独立した動きができることです。
通常のキーボードと比べて肩を広げてタイピングできるので、結果肩の疲労軽減にも繋がります。
他の記事で、分離キーボード「Mistel Barroco MD770」の紹介もしていますので、ご興味ある方はご覧になってください。
【レビュー】初心者必見!肩こり・指の疲労改善。分離キーボード初体験!「Mistel Barroco MD770」
まとめ
以上、今回は私がタッチタイピング上達のために実践した方法を紹介しました。
タッチタイピングはすぐに上達とはいきませんが、継続することにより必ず身につけることができるスキルです。身に付けてしまえば、普段の仕事やブログ作成にも役に立つので、身に付けて損はありません。
まずは考えながらタイプするよりも、目の前に書かれている文字をタイプする方が簡単です。
ある程度上達するまでは、それで練習しましょう。
タイピングの練習をするなら「e-typing」がおすすめです。時間制限がない、間違ったところだけ成功するまでやり直せる、得点を表示してくれるところがおすすめです。
モチベーションを保つために、色々試しながらタイピングしてみましょう。
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